日本は海外に比べて現金での支払いの割合が高い、と言われてきましたが、最近キャッシュレス決済へのシフト傾向が明らかになってきているようです。

UBSのレポートでは、クレジットカードとQR決済の利用率が高まっていて、回答者の半分近くが今後利用回数が増える、と回答しているそうです。

QR決済で増えているのは、ネット系のPayPayや楽天Pay、キャリア型のd払い、au Payだそう。実際に使えるお店を見てもこの4つが使えるお店が多いですね。

クレジットカードでは楽天カードがやはり強いのですが、PayPayカードが伸びてきているそうです。

最近利用した決済方法

実際のデータとしては以下が挙げられています。

最近6カ月間に利用した決済方法として、22年10月調査の上位5つの回答は、「現金」が91%、「クレジットカード」が73%、「PayPay」が46%、「電子マネー(Edy、WAONなど)」が43%、「電子マネー(交通系)」が37%、だった。半年前~1年前の調査と比較して回答率が高まっているのは、「クレジットカード」と「QR決済(主にPayPay)」である。

意外なのは先行していて普及率も高い交通系電子マネーが最近はあまり使われていない、という結果ですね。確かに乱立するQR決済はキャンペーン施策を色々打っているのでその分Suicaなどの出番が減っているかも知れませんし、こういったキャンペーンと見比べると交通系ICのお得感は相対的に低そうです。

現金が9割とまだまだメインですが、クレジットカードが7割強、PayPayが約半分と、決済機会は増えているようです。ちなみに楽天Payやd払いは2割程度、au PAYは12%と、QR決済の中では完全にPayPayがトップです。
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